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2021年に日本のゲーム市場の売上高が221億ドルに達し、最も人気のあるジャンルがRPG

日本のゲーム市場は、世界で大きな影響力のある市場の一つである。データによると、2021年に日本の7560万人のプレイヤーのおかげで、ゲーム市場の売上高が221億ドルに達したとの事。

日本市場で成功を収めるには、まずゲームユーザーの事を理解する必要がある。そのため、データ調査会社「Newzoo」が日本のゲームユーザー1141人にアンケートを取って、次のデータを取得した。

売上とユーザー数の面で1位となっているプラットフォームはスマホで、コンソールとPCがそれに続いている。また、日本の全てのプラットフォームの中で、RPGが第1位のゲームジャンルとなっている。

日本のゲーム市場において、RPGは80年代から重要な位置を占めており、『ファイナルファンタジー』、『ドラゴンクエスト』、『ポケモン』等の有名ゲーム作品が沢山のプレイヤーから注目された。過去半年の間で、日本のコンソールプレイヤーはRPGをプレイする頻度は、前年同期の2倍になっていた。

一方、『Fate/Grand Order』や『原神』等のスマホ無料RPGゲームは、日本のゲームユーザーを熱中させ、持続的にユーザーから収入を得ました。半分以上のゲームユーザーはファンタジーを題材にしたゲームに魅力を感じると回答しており、ゲーム市場で最も魅力的なゲーム題材となっている。

シューティングゲームは世界のゲーム市場で大ヒットしているが、日本市場ではあまり期待できない状況となっている。

シューティングゲームは日本では6番目のゲームジャンルとなっているが、調査対象となっている33市場ではシューティングゲームは全て1位のジャンルとなっていて、日本市場におけるシェアは「Newzoo」が調査したほぼ全ての市場より低くなっている。

ニンテンドースイッチは間違いなく日本のみならず世界中で大成功を収めており、2021年11月21日時点で日本国内での本体販売台数が2200万台を超えている。『ポケモン』の新作ゲームが好調なため、この数字は最近も増加しており、全世界のゲーム機販売台数の5分の1以上を占めている。

日本ではニンテンドースイッチのシェアが大きいため、シューティングゲームが減りRPGが増え、スイッチでリリースされた優秀なシューティングゲームもPlayStationやXboxに比べて圧倒的に少ない状況となっている。

一方、世界三大ゲーム機の一つであるXboxは、日本では相対的にあまり人気がない。しかし、シューティングゲームはこのプラットフォームで一定の地位を占めており、特に最近発売されたばかりの『Halo Infinite』もかなり注目されている人気シューティングゲーム。これを機に、Xboxも日本で徐々に台頭し始めている。

日本のゲームユーザーに最も人気のある題材はファンタジーであると前述したが、25%の回答者がゲームの題材に強いこだわりを持っていない。更に驚いたことに、多くの日本人ゲームユーザーはゲームの題材に全く関心が無い。最も魅力的な題材はアニメだと答えた人は38%で、次に多かったのが「特にこだわりがない」と回答した人だった。

 

次は日本のゲームユーザーがゲームをプレイする主な理由:

日本のゲームユーザーの50%がリラックスするためにゲームをプレイしており、これは高い数値ではあるが、世界平均(63%)を大きく下回っている。

日本のゲームユーザーの49%が暇つぶしにゲームをプレイしており、世界平均(55%)を下回っている。

日本のゲームユーザーの45%がゲームのストーリーを探求し、ゲームに没頭するためにプレイしている(世界平均は38%)。

日本ではスマホゲームが主流だが、ハードコアなRPGを愛するユーザーが多いから、リラックスや暇つぶしのためにゲームを遊んでいる人の割合は世界的に見ても少ない。スマホでかなり人気のあるパズルゲーム『パズル&ドラゴンズ』でも、ハードコアなRPG的要素を多く含んでいる。

 

もう一つ、注目すべきデータがある:

日本のゲームユーザーの13%が社会的な交流のためにゲームを遊んでいる(世界では25%)。

日本のゲームユーザーの11%が競争や他人に勝つためにゲームを遊んでいる(世界では24%)。

日本のゲームユーザーの9%がチームメイトと協力して目標を達成する(世界では17%)。

これらのデータにより、日本のプレイヤーは競争や社会的な交流のためにゲームを遊んでいるのではなく、ゲームをより心から楽しむためにプレイしている。

日本のゲームユーザーはスタンドアロンゲームが比較的に好きなので、コンソールやPCでマルチプレイをすると答えた人は半数以下で、スマホでマルチプレイをすると答えた人は更に少なく、3分の1にも満たない。この数値は、世界全体の平均数値より大きく下回っている。

もちろん、マルチプレイや対戦型のゲームが全く人気がないわけではなく、EAの『Apex Legends』のような例外もある。「Newzoo」のデータによると、『Apex Legends』はPlayStation、XboxとSteamにおいて月間アクティブユーザーの数はずっと1位を維持しているという。

『Apex』のスマホ版の開発に伴い、近い将来日本でもシューティングやバトルロイヤルゲームが大ブームを引き起こせるかも知れない。

 

 

 

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