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検索エンジンサービスを提供する中国の大手会社「百度」が、ゲーム事業部を解散

ニュースによると、中国の「百度(バイドゥ)」社のモバイル事業グループMEG傘下のゲーム部門が解散され、殆どの従業員がリストラされたとの事。同部門は2021年7月に再編されたばかりで、今回の大規模なリストラは「百度」内部の関係者からも確認されているという。

2021年11月17日に「百度(バイドゥ)」社から発表された第3四半期の財務報告によると、自社の赤字は165億人民元に165億人民元に達し、「新浪」から来たCFOの余正鈞氏は結果的に異動させられたという。ゲーム事業への投資額が大きく、効果が出るのが遅い、版号の取得が難しい等に加え、11月にCFOを交代したばかりで、ゲーム事業も同社の中核事業ではない等の原因により、ゲーム部門全体が解散されることになったと考えられる。

2021年7月、「百度」社は発表会を開き、新ブランドの設立と事業チームの再編を発表した。ゼネラルマネージャーには「触控遊戯」の元社長である徐建氏、アシスタントゼネラルマネージャーには「巴別時代」の元COOである王彗氏が就任した。発表会では23本のゲームが発表され、その殆どが自社で開発する事になった。

公式サイトの資料によると、「百度」社のゲーム事業の主な業務はゲームの開発、パブリッシング、運営等が含まれており、これらの業務は主にスマホゲーム、ブラウザゲーム、PCゲーム等を目標とし、業務範囲は世界100以上の国と地域をカバーしている。

スマホゲームでは、既に「百度」社は『Bang Bang Rabbit!』、『Mini War: Pocket Defense』など十数タイトルのカジュアルゲームをリリースし、プレイヤーは全世界176の国と地域に広がっている。これらのゲームはアップルストアやグーグルプレイで何回もお薦めされて、そのうちの多くのタイトルがランキングの上位にランクインした。

ゲーム事業部が解散されたが、「百度」社はまだいくつかの有名なIPを保有しており、そのうちのバンダイナムコ(上海)と「百度」が共同開発したスマホゲーム『デジモン:ソースコード』の予約が開始された他、『武庚紀』等のゲームはまだ開発中とのこと。

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