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「Sensor Tower」が「2021年第3四半期日本スマホゲーム市場レポート」を発表

先日、「Sensor Tower」が「2021年第3四半期日本スマホゲーム市場レポート」を発表した。データによると、2021年第3四半期のApp Store及びGoogle Playにおける日本のスマホゲームの総売上高は46億2000万ドルに達し、前年同期に比べて若干減少したものの、コロナ禍の前の水準を大きく上回っていた。そのうち、合計33本の中国開発のゲームが日本の売上ランキングTop100にランクインし、9億4000万ドルの売上を獲得し、27.4%のシェアを占めたという。『原神』と『荒野行動』はいずれも3ヵ月で1億ドルを超える売上を獲得した好調な成績を記録し、「37GAMES」の『Puzzles & Survival』もはじめて日本のダウンロードランキングでトップ10入りを果たした。

2021年第3四半期の日本のモバイルゲーム市場の総売上高は46億2000万ドルで、前年同期比2%減となったが、コロナ禍が発生する前の年の第3四半期の総売上高37億9000万ドルを大きく上回っている。売上高の58.5%はApp Storeが、41.5%はGoogle Playが占めている。

ダウンロード数では、2021年第3四半期の日本におけるスマホゲーム全体のダウンロード数は1億8200万件で、前年同期比2%増となった。ダウンロード数は、App Storeが57.5%、Google Playが42.5%を占めている。

「サイバーエージェント」社の子会社である「cygames 」からリリースされた育成スマホゲーム『ウマ娘』は2億9000万ドルの売上で日本のスマホゲーム売上ランキングで引き続きトップを維持している。「ソニー」傘下の「アニプレックス」社が運営している『Fate/Grand Order』は2億2000万ドルの売上で4つ順位を上げ、『モンスターストライク』を抜いて2位となった。中国からのスマホゲームでは、「miHoYo」社の『原神』と「ネットイース」社の『荒野行動』が、引き続きトップ10以内の順位を維持している。

「株式会社ポケモン」からリリースされたポケモンシリーズのMOBAゲーム『ポケモンユナイト』は、日本国内で300万ダウンロードを突破し、第3四半期のダウンロード数が最も多いゲームとなった。また、日本はアメリカ、ブラジルに次ぐ3番目にダウンロード数の多い市場となっている。

日本のダウンロード数の増加ランキングのトップ10には、シミュレーションゲーム、パズルゲーム、リズムゲーム、ボードゲームなど、幅広いジャンルのゲームがランクインしている。『ポケモンユナイト』、『Mob Control』、『東方ダンマクカグラ』の3つのゲーム作品は、いずれも100万ダウンロード突破した。

売上の面では、「アニプレックス」社が運営している『Fate/Grand Order』の第3四半期の売上が第2四半期に比べて1億ドル増加し、第3四半期の日本市場で最も売上が伸びたゲームとなった。トップ10では、『DRAGON BALL Z』、『Puzzles & Survival』、『三国志・戦略版』の売上がいずれも前年同期比100%以上の増加となった。

2021年第3四半期、日本では合計33本の中国開発のスマホゲームが売上ランキングのトップ100にランクインし、9億4000万ドルの売上を獲得し、シェアの27.4%を占めた。「miHoYo」の『原神』が1億3000万ドル、「ネットイース」の『荒野行動』が1億1000万ドルの売上を獲得し、ランキングの第1位と第2位にランクインした。

二次元スマホゲームは依然として中国ゲーム企業が日本市場に向けて海外に進出するための主要な突破口となっており、売上ランキングのTop20には7本の二次元ゲームがランクインしている。二次元文化が盛んな日本市場では、欧米のメーカーに比べて中国のメーカーの方が有利となっている。一方、ゲームのジャンルから見ると、4xストラテジーゲームも日本では大きなポテンシャルを秘めている。

日本のダウンロードランキングでは、合計21本の中国スマホゲームがトップ100にランクインしている。そのうち、「37GAMES」社からリリースされた『Puzzles & Survival』は2020年リリースされて以来、日本でずっと高い人気を維持していて、更に第3四半期のダウンロードランキングでトップの座を奪って、初めてトップ10入りを果たした。

 

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