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中国初!?のアイドルミュージカル――SHOWMAN’S

2017年1月、上海の中心地である人民広場のそばにある茉莉花劇場でミュージカル「フライングパイレーツ(中国タイトル:小飞侠・彼得潘之梦幻岛漂流记)」を開催した時のお話をしたいと思います。

この作品は日本で2010年から私立恵比寿中学の鈴木裕乃をはじめ、PASSPO☆の奥仲麻琴、乙女新党の田尻あやめなど多くのアイドルたちが女優デビューを果たした僕が脚本・演出を務めるガールズミュージカルです。

僕が久しぶりに上海に行った際、旧友の朱寅氏が経営するライブハウス浅水湾文化芸術中心(現在はネーミングライツで上海バンダイナムコベースという名称です)に立ち寄りました。そこで現在僕が日本でアイドルミュージカルを製作していること、そしていつかは中国で上演したいという希望を語ったところ、朱寅氏はすぐに電話をして現地のアイドルグループLunarの社長をその場に呼び寄せてくれました。

この頃、中国はまさにアイドルブーム。日本のAKB48のシステムをライセンスされたSNH48が誕生し、その人気と共に似たような大小様々なアイドルグループが中国に誕生した時期でした。Lunarはそんなグループの中で上位の人気を占めていましたが、ライバルグループに勝つために音楽活動以外の秘策がないかと考えていたとのことで、すぐに意気投合。その場でミュージカル上演を企画、Lunarメンバー総出演の決定と劇場の確保が行われました。

なんとも中国らしいスピーディーな展開です。日本のように「社に持ち帰って検討します」では遅いのです。会議のその場で権限ある者が即決する。細かい条件はその後ゆっくり検討する。そして折り合いがつかなければ企画を変更や場合によっては中止する。日本のビジネススタイルとは大きく異なるところです。

実製作にはもちろん苦労も多かったです。演劇をまったく見たこともないキャストやスタッフに指導していくこと、言葉の壁も文化や習慣の違いもあります。僕が全ての衣装と小道具を日本から運び、ひとりで1ケ月上海に滞在、振付師や音楽監督に数日渡航してもらうという日本側からは超ミニマムな体制で実現させました。

日本から全キャスト・スタッフが訪中して上演される作品は多かれど、現地キャストで開催されたアイドルミュージカルはおそらく中国初です。僕は初めてという試みが大好きです。むしろ初めてのことにしか興味がないかもしれません。これからも国内外で様々な初めてにチャレンジしていきたいと考えています。

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