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中国がゲームのライブ配信について新たな規制を発表し、ライブ配信業界に影響

先日、中国の国家広電総局網絡視聴番組管理機関と中宣部出版局は共同でゲームのライブ配信について新たな規制を発表し、動画配信サイトで主管部門の承認を得ていないゲームを生放送してはいけない、違法行為をした人は動画に出演してはいけない、青少年モードを設ける、海外のゲーム番組や大会を生中継するには申告をすべき等の内容を要求した。この規制は、eスポーツ業界に大きな影響を与えると予想される。

規制の具体的な内容は以下の通り:

1、動画配信サイトで違法なゲームを配信する事を厳禁する。動画、バラエティ、ライブ配信、ショートビデオなどの各種オンライン視聴コンテンツは、いずれも主管部門の許可を得ていないオンラインゲームを生放送してはならず、ライブ配信などの形で違法なゲームコンテンツを宣伝してはならない。

2、ゲームのライブ配信コンテンツの管理を強化する。各動画配信サイト、特にゲーム動画の配信サイトはコンテンツの管理をより一層強化すべきである。コンテンツの審査面、内容面、宣伝面などの管理に力を入れ、健全なゲームのライブ配信に関連する情報、コメント、応急処置などの管理制度を構築し、動画と世論の監視体制を更に改善すべきである。

3、動画配信サイトは、ゲームのライブ配信者の行為について指導すべき。配信者は視聴者と礼儀正しく交流し、理性的に意見を述べ、消費行動を誘導してはならず、共同で文明的で健全なオンライン視聴環境を維持すべきである。ライブ配信者は下品、卑俗等の不良行為をしてはならず、ファンの迷惑行為、拝金主義などの不良現象を自発的に制止し、インターネットにおける礼儀作法、公序良俗に反する行為を制止すべきである。

4、違法行為をした人は、配信サイトでライブ配信をする事を禁止する。配信サイトは配信者と出演者の起用については厳格な審査を行い、政治的素養、品行、芸術的水準、社会的評価を起用の基準とするべきである。政治的立場が正しくなかったり、法律法規に違反したり、公序良俗に違反した人を起用してはならない。

5、動画配信サイトは未成年者を保護するためのシステムを設けるべきである。各動画配信サイトは未成年者のネット依存症を防止するためのシステムを設けるべく、効果的な方法を採用して「青少年モード」が実際的に効果を発揮する事を確保し、実名制の要求を着実に実行し、未成年者による課金行為を禁止すべきである。

6、動画配信サイトは分類・申告制度を厳格に履行すべきである。ゲームのライブ配信予定、配信内容及び配信画面のレイアウトは関連要求に従って、広電行政管理部門に申告しなければならない。動画配信サイト(関連するプラットフォームで作成した国内外のあらゆる個人及び組織のアカウントを含む)は、海外のゲーム番組や大会を生中継する時は申告し、許可を得なければならない。

以上は規制の具体的な内容となる。今回の規制は、ゲームのライブ配信業界、特にeスポーツ業界に大きな影響をもたらすと予想されている。

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