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2021年上半期、全世界のプレイヤーがスマホゲームでの消費額は447億ドルに達する

2021年上半期、全世界のプレイヤーがスマホゲームでの消費額は447億ドルに達し、前年同期比17.9%増となり、昨年同期の25.5%増に比べて成長率が遅れている。

このうち、App Storeのゲーム内での課金額は260億ドルに達し、前年同期比13.5%増となった。Google Playのスマホゲームの売上はApp Storeには及ばないものの、年間成長率は2020年上半期とほぼ同じ水準にあり、売上高は昨年同期の150億ドルから187億ドルに増加し、24.7増となった。

プレイヤーのスマホゲームに対する支出の伸び率は昨年より鈍化しているが、ゲーム業界が衰退したわけではない。コロナという特殊な状況の中で、人々はスマホゲームへの関心が急増した後、徐々に正常に戻ってきたことが主な原因だ。

中国の大手ゲーム会社である「テンセント」は、スマホゲームの売上ランキングのトップをキープし続けている。

『王者栄耀』は2020年上半期には2位まで落ちていましたが、2021年以後はトップに返り咲いた。2021年上半期だけで15億ドル以上の売上を生み出している。

続いて、『PUBG mobile』とその中国版である『和平精英』の売上も15億ドルに達し、2位となった。これらのゲームは、昨年1日平均740万ドルの売上を生み出し、3月には50億ドルを突破した。この数字には、App StoreおよびGoogle Playでの消費額のみが含まれており、中国とその他の地域におけるサードパーティのAndroidストアからの消費額は含まれていない。

同じく中国企業の「miHoYo」社が制作したオープンワールドゲーム『原神』の売上は、6ヶ月で10億ドルを突破し、最終的に8.48億ドル以上の売上で2021年上半期の売上ランキングで3位となった。「Roblox Corporatio」社の『Roblox』と「Moon Active」社の『Coin Master』は、それぞれ第4位と第5位となった。

2021年上半期は、全世界のスマホゲームのインストール数が僅かに減少し、前年同期の285億から1.4%減の281億になった。2020年にスマホゲームへの関心が大きく高まっていることを考えると、このデータはそれほど驚くべきことではない。コロナ対策の一環として実施された自宅隔離措置の影響を受け、消費者は娯楽に対するニーズをスマホゲームに向けるようになっていた。コロナが一部の国や地域で抑えられてくると、それに伴いスマホゲームに対するニーズが減少するのも当然のこと。

『Garena Free Fire』を除き、AppleおよびGoogleストアでダウンロードされたゲームのトップ5は、全てカジュアルゲームとなっている。「Supersonic Studios」の『Clash 3D』は、2021年上半期に全世界で1.156億件のダウンロードを記録し、トップとなった。

「Garena International」社の『Garena Free Fire』は今年上半期に約1.016億回の初回インストールを記録し、2位となった。3位には、「Zynga」社の最新ゲーム『High Heels』がランクインし、同じく「Supersonic Studios」社の『Bridge Race』もトップ5のうち4位にランクインした。「InnerSloth」社のパーティゲーム『Among Us』は昨年ヒットし、今年上半期にはスマホゲームのダウンロードランキングで5位を記録した。

 

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