データ調査会社「Sensor Tower」のデータによると、2021年7月に全世界のスマホゲームはApp StoreとGoogle Playで76億ドルの売上高を記録し、前年同期比7.2%増となった。コロナの影響を受け、2020年7月の全世界におけるスマホゲームの売上高は昨年度の2番目に高い月で、2020年12月の売上は7月を超えてさらに伸び、その後もスマホゲーム市場は引き続き大きな成長を維持している。
2021年7月、スマホゲームの全世界における売上の1位は米国市場で、累計売上は約22億ドルで、全世界の売上総額の29%を占めている。日本市場は売上総額の19.8%で2位、続いてGoogle Playが利用できない中国市場が17.4%を占めている。
2021年7月に世界で最も売れたスマホゲームは『PUBG Mobile』で、ユーザーの消費額は2.99億ドルを超え、2020年7月と比べて26.7増となった。中国市場はそのうちの約68.4%の消費額を占め、次いで米国が6.7%、トルコが6%の消費額を占めている。以下は、2021年7月のスマホゲームのベストセラーランキング。
「テンセント」の『王者栄耀』は、2021年7月に全世界で第2位の売上を記録したスマホゲームで、総売上高は2.315億ドルに達し、2020年7月と比べて約2%増となり、そのうち96.7%が中国市場からの売上となっている。続いているのは「miHoYo」の『原神』、「Niantic」の『Pokémon GO』と『Roblox』。
『Pokémon GO』の7月の売上はリリース開始以来5番目に高い売上を記録し、全世界で1.504億ドルの売上を上げた。7月17日と18日に開催された「Pokémon GO Fest」のおかげて、同ゲームの売上は約2100万ドルに跳ね上がり、大規模なゲームイベントがいかにプレイヤーの消費を刺激するかを示す良い例となっていた。