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『ロードモバイル』の開発会社として知られる「IGG」社が2021年の通期決算を発表し、『ロードモバイル』、『タイムプリンセス』等が好調

先日、ゲームの開発と発行を主要事業とする中国のゲーム企業「IGG」が、2021年の通期決算を発表した。データによると、2021年12月31までの同社の総売上高は60億5100万香港ドルで、前年同期比11%増となった。これは主に、同社よりリリースされた『ロードモバイル: 戦争キングダム』と『タイムプリンセス』の2タイトルの売上が好調であるため。

「IGG」は2006年に中国で設立され、現在では世界的に有名なゲーム企業となり、中国、米国、カナダ、日本等の世界各国に支社を置いている。同社は全世界で約13億人のユーザーを有しており、月間アクティブユーザー数は3600万を超えている。

2021年、同社のアジア、北米、欧州市場における売上高がそれぞれ総売上高の36%、35%、23%を占めている。2021年度においては、同社のゲーム事業におけるマーケティング及び開発の費用が大幅に増加した事により、売上高にある程度の影響を与え、主要事業の最終的な利益が24億2400万香港ドルとなった。

2021年に同社のゲーム事業における開発費用は12億5400万香港ドルに達し、昨年の6億9000万香港ドルに比べると82%増となった。開発費用が売上高の21%を占め、昨年の13%に比べると8%増となった。同社は自社ゲームのラインナップを拡大するために、ゲーム開発への投資を大幅に増やした。

同社の投資関連の事業では、証券及び投資市場の市況が不安定なため、モバイル・インターネット関連企業及びファンドへの投資の関連収益が昨年に比べて減少となり、通期では投資関連事業は約5500万香港ドルの赤字となった。そのため、同社の総利益は2020年に比べると大幅な減少となり、21億香港ドルから3億7000万香港ドルに減少した。

同社は自社開発のゲーム『ロードモバイル: 戦争キングダム』が持続的に好調さを見せている及び新規タイトルの売上が順調に増えているおかげで、総売上高が過去最高の60億香港ドルに達した。

『ロードモバイル: 戦争キングダム』は2016年3月にリリースされたストラテジーゲームで、リリース後すぐ沢山の注目を集めており、それ以来は持続的に同社の売上に貢献した。2021年12月31までに、同ゲームの全世界での登録ユーザー数は約5億人となり、月間アクティブユーザーの数は1200万人に達しているとの事。

2021年、同社の『ロードモバイル: 戦争キングダム』は新しいバージョンに更新され、新しい遊び方も追加された。そのおかげで、『ロードモバイル: 戦争キングダム』はリリース6年目にしてその勢いが衰える事なく、月平均の売上が4億4000万香港ドルを超えている。

その他、同社より開発された初めての女性向けゲーム『タイムプリンセス』は2020年に正式にリリースされ、その後すぐに沢山の好評を博し、ユーザーから注目される人気タイトルとなり、同社の売上に貢献した。

同社の人気タイトル『Castle Clash』も、引き続き好調さを見せており、同社のゲーム事業を支える中核ゲームの1つとなっている。

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