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「Sensor Tower」が2021年の日本スマホゲーム市場に関するレポートを発表し、『原神』や『荒野行動』等の中国ゲームが好調

3月24日、マーケティング調査会社「Sensor Tower」から発表された2021年の日本スマホゲーム市場に関するレポートによると、2021年に合計30本の中国ゲームが日本ゲーム市場のベストセラーランキングのTOP100にランクインし、合計売上高は約34.6億ドルに達し、TOP100の総売上の25.9%を占めたとの事。

全体から見ると、TOP10にランクインしているゲームの半数以上がリリースから4年以上運営しているゲームで、日本のユーザーの古いゲームへの関心度と愛着度は他国のユーザーよりも高いという事が分かる。

2021年には計6本のスマホゲームは、日本市場での売上高の増加額が1億ドルを超えた。一番好調さを見せているのは『ウマ娘 プリティーダービー』で、売上高増加額のランキングでトップとなった。次いでいるのは「miHoYo」の『原神』と「ガンホー」の『パズル&ドラゴンズ』で、それぞれ2位と3位にランクインした。

注目すべきなのは、売上高増加額のランキングのTOP10には、三国志を題材にしたゲームとリズムゲームを題材にしたゲームがそれぞれ2本ずつランクインしており、日本のユーザーがこの2種類のゲームに対して高い課金欲を持っているという事がわかる。

「miHoYo」の『原神』は日本市場でリリースされた後に沢山の注目を集めていて、リリースされてから2年も経たないうちに、日本市場における中国ゲームの売上ランキングで トップの座に君臨した。次いでいるのは、「ネットイース」の『荒野行動』と「C4games」の『放置少女』で、それぞれ2位と3位にランクインした。

日本市場における中国ゲームの売上ランキングでは、『アークナイツ』、『あんさんぶるスターズ!!Music』、『マフィア・シティ-極道風雲』、『Puzzles & Survival』、『IdentityV 第五人格』等の有名タイトルもTOP10にランクインした。

「アリババゲームス」よりリリースされた『三国志・戦略版』は韓国で好成績を収めた後、2021年3月で日本版である『三国志真戦』をリリースし、その後に注目される作品となって、ランキングの12位にランクインした。

また、2021年に日本におけるスマホゲームのダウンロード数ランキングのTOP100にランクインしている中国ゲームは合計25本となり、そのうちの19本は年間累計ダウンロード数が100万を突破したとの事。

「Magic Tavern」からリリースされたマッチ3パズルゲーム『Project Makeover』は女性ユーザーの間で人気のタイトルとなり、日本では年間ダウンロード数が400万を突破し、日本で初めてダウンロード数ランキングで1位に輝いた。

また、パズルの要素が備わったパズルRPGゲーム『Puzzles & Survival』も好調さを見せ、300万近くのダウンロード数で2位にランクインした。

「ネットイース」は日本市場で最も成功している中国のゲームパブリッシャーとなり、引き続き上位の座を維持している『荒野行動』以外にも、『トムとジェリー:チェイスチェイス』と『IdentityV 第五人格』の2タイトルがTOP20にランクインした。

『テンセント』よりリリースされたRPGゲーム『白夜極光』はリリース開始からわずか半年でダウンロード数ランキングの18位にランクインし、日本ゲーム市場での好調さがうかがえる。

 

 

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